地理的表示登録に関する第三者委員会の開催について2020年3月

いつもご支援いただきありがとうございます。
八丁味噌協同組合は行政不服審査会の答申以降、約半年間に渡って農林水産省に対し、手続の続行について再三の問い合わせを行い、第三者委員会を設置する場合でも委員の選任手続等の公表など適正手続の遵守を申し入れておりました。しかし、同省は何らの回答をすることなく、農林水産省のHPにて法律上の根拠のない上記委員会が、委員の選任手続が全く公表されることなく設置されたことは、全く遺憾であり、手続上瑕疵があるものと判断せざるを得ません。
また公表された内容によれば、上記委員会は3月25日に第一回期日を開催する予定ですが、第二回以降の予定は公表されておらず、上記委員会としての判断がなされる時期も不明確です。その上、審議は非公開とされており検討内容の詳細が外部に公表されるものではなく、透明性は全く確保されておりません。
十分な審理が実施されず拙速な判断がなされるのではないか、また審議の長期化により裁決が先延ばしにされるのではないかとの疑いを払拭できません。

八丁味噌協同組合としては、本年2月末までに7万6000人を超える方からの署名をいただき、支援者(消費者)の皆様方の力強く暖かいお力添えを糧として今後も江戸時代から受け継がれる八丁味噌を守り続けるために努力してまいります。
今後ともどうかよろしくお願いいたします。

報道関係者へのプレスリリース
応援していただいている皆様へご報告

いつもご支援いただきありがとうございます。
八丁味噌協同組合は、平成30年3月14日付で行政不服審査法に基づく不服申立てを行いました。
その後、1年以上にわたって審査庁(農林水産省)において審理が行われ行政不服審査会は令和元年9月27日付答申書にて審査庁の判断は現時点において妥当とはいえないとの答申をしました。
これによって、審査庁は今後、この答申を踏まえて裁決を行うこととなりました。
答申の内容は審査庁を法的に拘束するものではないので審査庁の判断が覆されるという確証はありませんが行政不服審査会が当組合の主張を一部認めてこの答申をしたものでありますから今回の答申の内容は非常に大きな意義があります。
ご協力、ご支援を賜りました皆様に感謝とともにご報告させて頂くことと致しました。

今後も江戸時代から受け継がれる八丁味噌を守り続けるために努力してまいります。
皆様には引き続き、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

報道関係者へのプレスリリース
応援していただいている皆様へのお礼

 岡崎市八丁味噌協同組合の理事長の早川です。副理事長の浅井です。
皆様ご承知の方も多いと思いますが、2017年12月に農林水産省が地理的表示法のGI制度に基づいて岡崎市八丁町の「八丁味噌」ではない「八丁味噌」を登録したことにより、江戸時代からの製法で作り上げる、岡崎市八丁町の「八丁味噌」が「八丁味噌」と名乗れなくなる恐れがあります。この問題に対して当初から多くの方からご声援、ご支援を頂き誠にありがとうございます。
岡崎の4大学の先生方に始めて頂いた署名活動にも、たくさんのご賛同を頂き、2019年の3月末時点で63176名の御署名を頂きました。皆様から多くの勇気を頂戴し、心より感謝申し上げます。
署名活動は引き続き続けていきます。署名用紙はHPからもダウンロードできますのでどうぞよろしくお願いいたします。

現状報告

農林水産省に対しては、2018年の3月に不服審査請求をいたしました。
その後、農林水産省と多数回にわたって反論書面をやりとりしておりますが、書面の中で江戸時代から続く岡崎の地域に根付いた、八丁味噌固有の製造方法と伝統の味を守るために訴え続けております。
書面のやりとりにおいては、皆様の署名も有効に活用させていただいております。

今後の方針

3月に書面のやりとりが終了し、もうしばらくすれば、不服審査請求についての判断がなされると思います。
我々としましては岡崎市八丁町の「八丁味噌」に対する皆様の信頼と350年以上江戸時代から続く、岡崎市八丁町の「八丁味噌」の伝統を守らなければならないと考えております。
ですので、たとえ、我々の不服審査請求が認められなかったとしても、今度は違う形で農水省に対して粘り強く対応していきたいと考えますので、引き続き、ご支援頂きますよう何卒よろしくお願い致します。